就活でやるべきだったこと〜社会人3ヶ月を振り返って〜

こんにちは。新川です!

 

4月から社会人生活をスタートし、気がつけば3ヶ月経過しようとしています。時の流れの早さに驚愕するばかり。

 

毎日同じルーチンを繰り返す変化のない生活に慣れてしまうと、それこそあっという間に時間が過ぎてしまう。だからこそ、少しでも変化を取り入れて刺激的な生活を送ろうと奮起しています。

 

さて、今回は社会人3ヶ月経験し、働き始めて感じた就職活動でしておけば良かったことについて、私なりの考えをお話しします。

 

世の中には就職活動やキャリア論は数多く存在してますが、社会人の実体験を踏まえたアドバイスは少ないと感じたので、この場を借りてご紹介します。

 

これから就職活動をされる方々に少しでも有益な情報をお届けできれば幸いです。



就活のゴールと結論

 

そもそも前提として、私の考える就職活動のゴールは、

「自分の人生で心からやりたいこと・なり遂げたいことを見つけ、その手段となる会社または会社以外の道を選択すること」です。

 

とりあえず大企業に入る、苦手なに感じる職種に就く、興味のない分野の仕事を妥協して行う、これらに該当する場合、中長期的に考えると不幸になる可能性は高い。

 

加えて、自分の人生を賭して成し遂げたい夢と仕事を切り分けるのは勿体ない。

 

せっかく、これから何十年もかけて仕事をするのだから、仕事を通じて夢を実現した方がいいはず。

 

以上を踏まえて、就活のゴールを達成する=就活でしておくべきことを紹介します。

結論は、月並みですが

  • 自己分析

  • 視野を広げて幅広い業界を知る

これに尽きます。

 

就活といえば自己分析。自己分析の重要性については多くの方が述べているので、自己分析については今回はお話しません。

自分のやりたいこと・やりたくないこと・向いていること・向いていないことを人に説明できるレベルまで自分のことを見つめなおしてみてください。

 

今回は「視野を広げること」について重点的にお話していきます。



視野を広げて幅広い業界を知る

 

なぜ自分の興味関心がある業界以外にも視野を広げるべきなのか。

 

理由の1つ目は、ヒトは自分の知っている選択肢の中でしか意思決定できないからです。

 

例えば、就職に関して、会社員以外にも起業家や投資家、フリーランスという方法があります。もちろん、会社員以外の道は比較的リスクが高いため、あえて選択しないという人もいます。しかし、大多数の人は会社員になることに、なんの疑問も抱かないのではないでしょうか。

 

お小遣いを稼ぐ方法に関しても、アルバイトで働く以外にも、せどりやブログ、イラストレーター、プログラミングなど選択肢は1つではない。にも関わらず、ほとんどの人はアルバイトを選ぶ。

 

あなたの人生を振り返っても、自分の知る選択肢の中から意思決定をしてきたはず。

 

就活も同様。視野が狭く知らないがために天職に巡り合えなかったなんて悲しくないですか?

 

ヒトが知っている選択肢の中からしか意思決定できないなら、知っている範囲を増やせばいい。手っ取り早い方法が視野を広げて幅広い業界に触れる、説明を聞くことなのです。



理由の2つ目は、自分の興味関心を予測することはできないからです。

 

私は理系だったので、これまでにマーケティングなんて触れたことはありませんでした。

にも関わらず、仕事でデジタルマーケティングに触れて面白さに初めて気がつき、日夜時間を忘れてマーケティングの勉強しております。

 

私は就活の時はIT系に微塵も興味を示しませんでしたが、デジタルの知識がついた今就活するとすればit系に就職しているはず。

 

まさか自分がこんなのにハマるとは、好きになるとは思わなかったという経験は誰にでもあるはず。

 

1年後自分の興味を予測できるヒトはいません。

 

つまり、現時点で興味のある業界は、知ってる選択肢の中から選び出されたもので、今後も興味があり続けるとは限らない。現時点で興味ない業界の話を聞いて、興味をいただく可能性は往々にしてあるはず。

 

だからこそ、視野を広げて幅広い業界に触れることを推奨します。

 

勿論、自己分析の結果、心の底からやりたいないと分かったものの説明を聞くのは時間の無駄です。逆に言えば、無関心くらいのものには説明を聞いてもいいと思います。幅広い業界に触れられるのは人生で新卒採用くらいですから。

 

ただ、業界の中の一社だけ聞いても分からないかもしれません。なので、もし時間があるなら1つの業界の中で2.3社話を聞いてみるといいです。抽象的な話が多く分からないときは、人事を使い倒して情報をゲットしましょう。



まとめ

 

自分の興味関心の移り変わりは予測できない一方で、自分の興味関心の中でしか意思決定できません。

 

だからこそ、自分を知る自己分析と視野を広げ幅広い業界を知ることが大切だと思います。

 

「興味が無くとも話くらいは聞いてみるか」と考えて就活をしていただければ嬉しいです。

 

みなさんが、就活の就活が無事迎えられることを期待しています!



新川

仮説思考は必須スキル

「自分の頭で考えよ」

 

こんにちは。新川ヒカルです。

 

1年目の会社員でマーケティングの仕事をしています。

 

本を読んで得た知識をアウトプットし、知恵として活用していくために、ブログを書いてます。

 

今回は「コンサル1年目が学ぶこと」という書籍を読んで学んだこと、学びを活かした実体験をご紹介します。

 

本書は、各界で今も活躍している元コンサルタントの方の取材下、新人の頃に学んだことで業界・業種・役職問わず普遍的に役に立っているスキルを、外資系コンサル出身の大石哲之さんがまとめ上げた本です。

 

1年目の新人からベテランの社会人まで一生使えるスキルや考え方を学ぶことができます。

 

30個のスキルの中から特に1つのスキルをピックアップし、私なりの解釈を加えながら紹介していきます。

 

他の29個のスキルも非常に有益な情報なので、気になった方は本を手に取ってみてください。



本書の学び

 

身につけるべきスキルは結論からいうと「自分の意見を持って情報にあたる」です。

 

スマホやインターネットが普及した現代では、日々情報を洪水のように溢れだすほど触れていると思います。

 

情報を集めることで満足している人が大多数を占めます。

 

例えば、日経新聞を毎日読んでいる、ビジネス本を何冊も読んでいる、インフルエンサーSNSをフォローして投稿をチェックしている人、あなたの友人にもいませんか。

 

確かに、そのような情報は価値のあるものかもしれません。

しかし、情報を知ったところで、新しい能力が身につくかと言われれば、それはまた別の話。

 

今日もイイ情報を知った、感心した、自分の理想だと考えているだけでは人生何も変わりません。

 

では、どうすれば、情報を学びに転用することができるのか。

 

その方法が「自分の意見を持って情報にあたる」ことなわけです。

 

詳しく言うと「情報に触れる前に、1分間自分の中で仮説を立てる。そしてその仮説が正しいかどうか確認するために情報にあたる」ことを推奨しています。

 

実践例として、ニュース記事を読む際、すぐにニュース記事をクリックするのではなくクリックしたい気持ちを抑えて記事の背景やニュースとして取り上げられた理由を自分なりに考察すること。

 

YouTubeで動画を視聴する際、動画の結論を自分なりに予測すること。

 

ビジネス書を読む際、目次を読んでどのような内容が書かれているのか仮説を立てて読む進めること。

 

などが挙げられます。

 

ではなぜ、この方法は一生使えるスキルになるのでしょうか。

 

それは、自らの意見を持った後に情報に触れると、自身の考えが正しかったか、誤っていたか、はたまた触れた情報にはない新しい考え方だったのか、自然とフィードバックが行われるためだと考えられます。

 

たとえどんなに小さなフィードバックでも、繰り返していくことで、考える力が確実に養われていくことは火を見るよりも明らかです。

 

さらに、情報のインプット効率も向上も期待できます。

 

「カクテルパーティ効果」をご存じでしょうか。

 

騒がしいパーティ会場でも、遠くで自分の名前が呼ばれた時はすぐに気づいてしまうように、私たち無意識に自分に必要な情報を選択している現象を指します。

 

実は、この現象は資格情報にも働きます。

 

そのため、膨大な情報の中から、自身の意見を持った箇所はとりわけピックアップされ、記憶に残りやすくなると考えられます。

 

まとめると、

 

自分の意見を持って情報に触れること効果として、

  • 小さなフィードバックが得られ、成長する
  • 情報のインプット効率が向上する

が期待できます。




学びの実践

 

この考え方を用いて実際に日経新聞のニュースを読んでみました。

 

6/15の日経新聞のニュース『「バイクのカワサキ」の電動三輪車 完売まで15時間』

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC104UA0Q1A610C2000000/

 

この記事をクリックする前に、私は下記の仮説を立てました。

 

  1. 三輪車が売れた理由は、二輪車に比べてバランス安定し、スリップ等の事故が起きにくくなるためではないか
  2. 購入層は、新商品への食いつきが良い「アーリー・アドプター」や「イノベーター」だろうか。彼らに認知を広げる施策を打っていたのではないか
  3. 一般的な電動自転車の相場から考えると、価格は15万円程度だろうか



仮説を立てた後、実際に記事を読んでみました。

電動三輪車についてまとめると、

 

電動三輪車の概要

  • 販売方法:クライドファンディングで15時間で約3000万円集まり、100台売れた
  • 設計:前に車輪が2つ、後ろに車輪が1つあり、最大20キログラムの荷物を載せられる大きな前かごをもつ自転車ベースの乗りもの
  • 種類:こぐ力をモーターが補助する免許不要の「電動アシストタイプ」、モーターのみで動き普通自動車免許が必要な「フル電動タイプ」の2タイプ
  • 価格:税込みでフル電動型が32万円、電動アシスト型が27万円
  • 特徴:三輪のため「スタンドいらずで自立が可能」・「安定して曲がることが可能」
  • ターゲット:免許取得や車体整備にかかるコストや手間などの理由で二輪車に乗らない層
  • 開発経緯:二輪車には転倒の危険があり、安定する四輪車は大きく重たい。「小型で安定する乗り物」の需要を満たすには二輪と四輪のいいとこ取りができる三輪車しかない
  • 購入層:男性が圧倒的に多く、年齢は30~50代が中心。二輪車に近い顧客層だった
  • 今後の展望:脱炭素化が進む社会の中で環境負荷の小さい乗り物として訴求し、シェアリングサービス化を視野に入れている

 

記事の内容と事前に立てた仮説の検証を行います。

 

仮説1について

電動三輪車が売れた理由は直接述べられていなかったものの、特徴の1つとして確かに安定性が挙げられていました。

一方で記事から、電動三輪車二輪車と四輪車の課題を考慮しながら開発されたことが読み取れます。

そのため、電動三輪車の特徴について、二輪車を比較して仮説を立てていましたが、実際は四輪車も比較対象に加え仮説を立てるべきだったことが学び取れます。

 

仮説2について

購入層の特性は記事では触れられていませんでした。

一方で、販売チャネルはクラウドファンディングを用いることで話題を呼び、情報感度の高い二輪車好きのイノベーターたちの注目を集めることができたのではないかと推察されます。

 

仮説3について

価格は約30万円程度で、相場に比べて少し高めでした。

高価格でも三輪車という既存の市場にない製品が受け入れられたことが読み取れます。

ある程度収入に余裕がある層が興味本位で購入したと考えられます。

 

このように事前に仮説を立てて情報にあたることで、

電動自転車の特に購買層や特徴、価格に注目し情報を効率的に取得することができたうえ、商品の比較対象について視野が狭かったことが新たな学びとなりました。

 

仮説と触れる情報が同様であっても、結論に至るまでの視点や思考が異なってる場合は往々にしてありますが、異なっているからこそ新たな学びになります。

 

フェルミ推定で知られるエンリコ・フェルミは生前に下記のような名言を残しています。

 

(実験の)結果には2つの可能性がある。 もし結果が仮説を裏付けたなら、あなたは何かを計測したことになる。 もし結果が仮説の反対であったなら、あなたは何かを発見したことになる。

 

仮説は間違っていても構いません。

自分の考えが間違っていることに気が付くこと、思考することに意義があるのではないでしょうか。

 

また、このような仮説思考は情報に触れるとき以外にも有効です。

 

例えば、相手に質問をするとき。

 

自身意見がなく抽象的な質問を投げかけるオープンドクエスチョンでなく、自身の意見を踏まえて回答範囲を限定したクローズドクエスチョンの方が評価が高くなります。

 

人に教えを乞う際も、自分がどこが・なぜ分からないの意見を持ったうえで依頼する方が、教える側に対する印象も良くなるはずです。

 

このように仮説を持っておくことは、成長スピードを早めることや他人からの評価アップが期待できるため、行わない理由がないのではないでしょうか。

 

ぜひ今日から仮説を持って情報に触れてみてください。

 

ではまた。

 

新川

『「具体⇄抽象」トレーニング』の要点及び感想

 

はじめまして!

新川ヒカルと申します!

 

理系の大学院を修了し、今年から都内で働き始めた24歳会社員です。

 

うつ病で祖父と後輩が自殺したことから、精神疾患や自殺者をひとりでも救いたいと考え、ストレス解消法などの情報発信をはじめました。

 

情報発信する上では、自身の考えや意見を上手くまとめる力が必須です。

ただ、私は典型的な理系の人間でして、書くことや話すことが正直得意ではありません。

これまでの人生で「何が言いたいの?」と何度言われてきたことか。。。

 

そんな自分を変えるために、文章術や思考術などを日々勉強中です。

 

本ブログでは、勉強した内容の要約と自分なりの意見のアウトプットを行い、皆様の人生に少しでもプラスになる情報をお届けしていきます。

 

温かい目で見守っていただけると幸いです。

 

 

記念すべき初記事では、細谷功さんの著書

『「具体⇄抽象」トレーニング』

の解説&感想をご紹介しています!

 

本書の結論

本書の結論は

「具体⇄抽象を往復することで思考力が劇的に変化し、1を聞いて10を知ることが可能になる」です。

 

皆さんの身の回りには、何を言わなくても勝手に成長していく人や、言われたこと以上に学習する人はいませんか?

本書の具体抽象の考え方をマスターすることで、日常のすべての体験を学びの場と変えることができるようになります。

平たく言えば、頭が良くなる思考法であり、本書を実践することで周囲の人間と圧倒的に差をつけて成長できます!

 

ビジネスマンやフリーランス、職業を問わず、読んでいただきたい本の1つです。

 

具体・抽象について

そもそも具体と抽象とは何を指す言葉なのでしょうか?

 

まず前提として、具体と抽象は相対的な概念です。

つまり、比較対象が存在して初めて具体抽象が決まります

 

例えば、「大きい」や「小さい」という言葉は「何」に対してなのか定義しなければ決まりません。

「電車」と聞くと大きいと感じる人も多いかもしれませんが、「地球」に比べてはるかに小さなものになります。

ハエ」と聞くと小さいと感じる人も多いかもしれませんが、「原子」に比べるとはるかに大きなものになります。

 

このように、具体・抽象は、何かしらとの関係性を示す言葉で、2つ以上のものを対比することで定義が決まると本書でも述べられています。

 

その前提のもと、それぞれの性質を比較で示すと、下記のようになります。

 

抽象とは、集合・一般・五感で感じられない概念・二者以上の関係性

具体とは、個別・特殊・五感で感じられる実体・個々の属性(形・色・大きさ等)

 

ここで、具体と抽象について「魚介類」という言葉を例に考えてみます。

 

「魚介類」を具体化すると「マグロ」、「ブリ」、「タイ」等の個別の魚類へ。

「マグロ」をさらに具体化すると、「クロマグロ」、「メバチマグロ」、「ビンナガマグロ」等のより細分化された品種に変化していきます。

一方で、「魚介類」を抽象化すると「食品」へ。

「食品」をさらに抽象化すると、「生物」とより一般化した概念に変化していきます。

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具体と抽象の例

 

つまり、抽象度が上がれば上がるほど一般的になり、具体性が上がれば上がるほど特殊な事象になるわけです。

かみ砕いた言い方をすれば、抽象とは共通点を見つけること、具体とは相違点を明確することもいえます。



具体⇄抽象トレーニングの例

具体と抽象の違いをなんとなく理解していただけましたか?

 

本書では「具体→抽象→具体」という抽象化と具体化を組み合わせた思考により知的能力の向上を目指します。

具体的には、まず個別の事象を具体的に捉え、それを一度抽象化して本質を見抜き、見極めた本質から再度具体化するという思考を目指します。

 

本書では、思考トレーニングとして問題が29問出題されています。

そのうち1つをご紹介します。

 

Q:住所に関して「持ち家か賃貸か?」という構図が住居以外にも存在しないのか?

 

持ち家か賃貸かは永遠の議題ですよね。

「どっちが楽しい」、「どっちがお得か」などヒトによって様々な意見が出ると思います。

 

この議題は単に住む場所の議論ではなく、部屋の自由度や土地など具体的なレベルでの議論になってしまいます。

しかし、この議題を具体的なレベルから抽象度1段階上げると「所有か非所有か」の議論であると考えることができます。

 

こう考えると、この議題は「買い切りかサブスクリプションで月額払いをするのか」ソフトウェア利用法の違いと同じ構図であることが分かります。

そして、これらのソフトウェアの違いとして挙げられる「最新機能が使用できるか否か」、「メンテナンスの必要性の有無」は、住居の違いにも共通することに気づくことができます。

 

また、「所有か非所有か」という図式は、ソフトウェア以外にもサブスク化が進む「車」や「洋服」の構図と同様であると捉えることも可能です。

 

このように考えを膨らませていくと、サブスク化に向いている商材の性質が住居の違いから類推できます。

 

実は、この構図は「サラリーマンとフリーランス」の構図とも一致しています。

 

 

経営者にとって魅力的なサラリーマンの特徴は、私たちが住居や車に魅力を感じる性質と酷似していると推測できます。

 

1度概念を抽象化され自由度を上げた後、具体的な事象を考える。この具体と抽象を往復することで、1つの事例から数多くのことが類推することが可能となるわけです。

 

具体化・抽象化のコツ

具体と抽象の思考法を理解していただいたところで、実際にどのように考えれば具体化と抽象化が可能なのか疑問に思う方もいるかもしれまん。

 

本書では、ポイントは具体化(抽象→具体)は「How?(どうやって)」を、抽象化(具体→抽象)は「Why?(なぜか)」を問いかけることと述べています。

 

ここで、このポイントを踏まえつつ、具体⇄抽象思考を行った私の実体験をお話させてください。

 

先日、会社でエクセル研修を受講しました。

講義内容はSum関数や条件付き書式。

 

大学でエクセルを使用していなかった人でも知っているようなほど簡単な内容だったため、

正直「このような誰でも知っているような知識に時間をかける講義は時間の無駄である」と感じました。

 

一方で同期は

「初めて知る内容ばかりで非常に参考になった!」

と絶賛の嵐。

 

自慢したいわけではありませんが、同期と私の知識のギャップがあることに驚愕しました。

 

この体験を抽象化して考える(=なぜ起きたのか「Why?」と問いかける)と、

「自分の知っていることは他人が知っているとは限らない」=「自分の常識は世間の常識でない」という考えることができます。

 

そう考えると、「自分の知識は誰かにとって価値があるのではないか?」という仮説が立ちます。

 

そして、この仮説を具体化(=どうすればいいのか「How?」と問いかける)し、「Twitterやブログ等を通じて自分の知識を発信しよう!」と私は考え、情報発信を始めました。

 

これが、「why」と「how」を問いかけ、1つの体験から、まったく新たな学びを得た例です。

 

このように、この2つの疑問を投げかけることで日常のすべての体験を自身の成長の糧に変えることができると考えられます。

 

具体⇄抽象を行った感想

ただ、体験をすぐに抽象化・具体化することは、現実的に困難であると感じました。

なぜならば、この思考を行うためには、ある程度まとまった時間が必要です。

しかし、日常生活において手が離せない瞬間、例えば、友人とともに時間を過ごしているとき、タスクに追われているときなどは、往々にしてあるためです。

 

こうした問題を解決するために、私は1日の終わりにまとめて具体化と抽象化を行うようにしています。

 

日記アプリに1日の体験を具体的に記述し、抽象的な概念を見出し、新たな学びとして具体化し、明日以降の行動の変化につなげるというものです。

 

習慣化して未だ数週間のため、効果を実感できていませんが、継続して取り組んでいきます!



まとめ

最後に本書のまとめと、本書の私なりの実践法をご紹介します。

 

結論:

具体抽象思考法によって、1から10のことを学ぶことができる。

 

私なりの実践法:

具体的な体験を日記等に記録し、1日の終わりにwhyで抽象化しhowで具体化する

 

この本について興味を持たれた方がいれば、ぜひ読んでみてください!

ではまた。

 

新川